Focus.FeelingPhotograph Gallery
列車がやって来た。お店の人は、屋根をたたみ、商品を店の奥へ片付けて、列車が通り過ぎるのを待っている。うねった線路を走る列車を、カメラに捕らえようとする観光客は、列車すれすれまで体を寄せている。お店の人は慣れたもので、通り過ぎる列車の車体ギリギリの高さの所までは、商品を片付けづに残している。そして、列車に当たらない限界の場所で、静かに腰を下ろしている。これが列車が通り抜ける市場の、日常だ。