~旅行先にて/タイ・ラオス編~

◇ 風に当たりながら

写真

視線の先に

転々とした地方の町を繋いでいる路線では、列車はゆっくりとした時間の中を走っている。
連結部に立ち、風を受けながら周りを見ている少年がいた。少年にとっては、ただ座って過ごす列車の移動は退屈なんだろうか。車両の間から流れる景色を見たり、こちらの車内に視線を動かしていた。
その少年が見つめる先には、どんな未来が待っているのだろうか。